2018年6月・民泊解禁!全国で民泊ができるようになったら…

私は、とても出張の多い仕事をしています。

年間200泊くらい、ホテルで暮らす生活を、20年近く続けています。

このため、最近、ホテルの宿泊代が高いことを、身にしみて痛感しています。

私は大阪に住んでいますが、東京に出張するとき、数年前までは、1泊7000円程度の安めのホテルに泊まっていました。

しかし、最近は、1泊12000円を超えるホテルでも予約がとれないことがほとんどです。

ホテルの人に聞いてみると、やはり、ここ数年で、外国人の宿泊が激増しているとのこと。

インバウンド効果、恐るべしです。

このような社会情勢の中、2018年6月、全国に「民泊」が解禁されることになっています。

そこで今回は、この「民泊」をテーマにしたいと思います。

民泊とは?

民泊とは、旅行者などが、一般の民家にお金を払って宿泊することを言います。

民泊については、2014年から、国家戦略特区構想により、東京都の一部や大阪府など、一定の地域で、すでに実施されています。

これが、住宅宿泊事業法(民泊法)の成立により、2018年6月から、一定のルールのもとで、全国の一般住宅地でも民泊ができるようになったのです。

民泊は国内でも急速に普及し始めており、さまざまな効果が期待される反面、地域住民が何らかの影響を受けることも否定できません。

残念なことに、先日も、大阪市内で、民泊絡みの殺人事件が発生しました。

このような事件は、ホテルや旅館でも起こりうるものです。

しかし、民泊は、宿泊者名簿もなく、ルールも徹底されておらず、誰とも顔を合わせることなく、宿泊できるため、犯罪の温床となるリスクが、より高いのでしょう。

民泊が全国展開されれば、それだけ不幸なニュースも多発するのかもしれません。

我々は、民泊に対して、どのように向き合っていけばよいのでしょうか?

民泊法とは?

2018年6月から施行される民泊法について、少し概要を見ていきたいと思います。

民泊法のポイントは、次の3つです。

①民泊をするときは、都道府県知事へ届出を行う
②民泊ができる年間最大日数は180日とする
③閑静な住宅地でも民泊ができるようになる

①については、許可や認定が不要なため、手続きは簡易です。

届出さえすれば、民泊ビジネスを始めることができるようになるので、むしろゆるいとも言えるでしょう。

その代わり、②の条件がついています。

無条件に毎日、誰かを泊めていいわけではなく、制限つきとなりました。

ここまでは、東京や大阪で既に実施されている民泊と大きなちがいはないのですが、重要なのは③です。

ホテルや旅館でさえも、建築可能な地域は限定されていますので、閑静な住宅街でホテルを営業することはできなくなっています。

これが、第1種・第2種低層住居専用地域と言われる閑静な住宅街でも民泊は可能になるのです。

このため、民泊とは無縁の人も、民泊の動きを理解しておく必要があるのです。

推測の域をすぎませんが、用途地域の制限がなくなるわけですから、単純に、民泊は増えていくでしょう。

我々が気をつけなければならないこと

民泊のトラブルといえば、どんなことが思い浮かびますか?

宿泊者の多くは、日本のマナーを知らない外国人です。

・夜間に大きな声で騒ぐ騒音
・ゴミ捨て・ゴミ出しに関するトラブル
・知らない人が出入りすることに対するセキュリティ問題

他にもいろいろあると思います。

一方、民泊で、施設を提供する側に立ってみましょう。

分譲マンションの場合は、管理組合の管理規約の中に「民泊を認めるか、禁止するのか」を明確にすることになるでしょう。

一戸建ての場合は、自治会や町内会で話し合うことになるでしょう。

賃貸物件に住んでいる場合は、転貸が可能かどうか、オーナーに書面を書いてもらうことになるでしょう。

自分の意思がどうであろうが、民泊が認められる可能性はゼロではありません。

私も、ワンルームマンションを複数所有していますが、現時点では、すべて民泊を禁止しているものばかりです。

そして、正直なところ、私自身は、自分の保有物件で民泊をできるようにしてほしくないと思っています。

しかし、空き家が増える問題、インバウンド効果、副業解禁、規制緩和の流れを考えると、民泊という考え方自体はとても合理的です。

私の希望にかかわらず、将来的には、この方向に進んでいくことになると思われます。

我々は、合法的な民泊、きちんとルールを守ることのできる民泊を、地域として受け入れることを考える必要があるのかもしれません。

現時点では「民泊=ヤミ民泊、違法民泊」のようなイメージが先行しています。

しかし、ルールが徹底され、民泊が成熟してくると、地域住民とのトラブルも次第に減少していくかもしれません。

外国人との交流、心の扉を開くことも、我々には必要になってくるのかもしれませんね。

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